〒353-0005 埼玉県志木市幸町3-4-10 電話:048-471-1287

猫の避妊手術、去勢手術(不妊手術)について その1

手術前に済ませておきたいこと

避妊手術も去勢手術も全身麻酔をかけて行います。
どちらも動物病院では最も多く行われる手術で、通常きわめて安全です。
しかし、全身麻酔には一歩間違えば命を脅かしてしまうような危険な可能性もあり得ます。
ですから、やはり健康に問題ない猫に行うことが大前提となります。
そこでアポロどうぶつ病院では手術前に以下のことをお勧めしています。

1)ワクチン接種

さまざまな伝染病を予防するのに必要です。
体の中で充分な免疫が作られるために、まだ子猫の場合は『手術の2週間以上前に1ヶ月間隔で2回以上』のワクチン接種をお勧めしています。
すでに大人の猫になっている場合は『1年以内にワクチンが接種してあるかどうか』を確認しています。

2)寄生虫駆除

お腹の中の寄生虫(回虫、鈎虫、条虫)や、皮膚に寄生するノミ、ダニ、シラミはその猫の健康を害するだけで無く、入院中に他の動物への感染を広げる原因になってしまいますので、駆除と予防を必ずお勧めしています。

3)ウィルス検査

もともと野良猫だった猫を拾って飼い始めた、などの場合、たとえばエイズや白血病など、野良生活の間に致死的なウィルスに感染している場合があります。
麻酔、手術、入院などのストレスが、それらの病気の発症を引き起こす場合がありますので検査をお勧めしています。

4)血液検査、レントゲン検査

肝臓や腎臓などの内臓系、心臓や肺などの心肺機能に異常がある場合、全身麻酔や手術中のリスクと直結します。
そんなことがないかどうか、を血液検査やレントゲン検査を使って調べます。

5)病気、けがの治療

今持っている病気やけがもなるべく治療してから手術をするほうが望ましいと思われます。
特に猫カゼ(伝染性鼻気管炎)や下痢、皮膚病、耳の病気、ケンカ傷などがよくあります。

なるべく早く手術を受けたい。という方へ

  • 急にさかりがきて一晩中鳴くのでうるさい
  • 鳴き声がうるさくてお隣さんから苦情がきた
  • マーキングがひどくて家の中が臭い
  • 外出して帰ってこない
  • 脱走してケンカする

その他のいろいろな理由で、なるべく早く手術をしたいという方はご相談ください。
健康状態や、各予防の実施の程度で、以下のようなデメリットの可能性があります。
やはり手術が最優先という方には、デメリットをご理解頂いた上で手術を実施することもあります。
幸い現在(平成24年3月)までのところ、当院ではこのような合併症などは起こっていません。

1)ワクチン接種をしていない場合

手術や麻酔などの影響で免疫力が低下しやすくなります。
その結果、術前に無かった病気が発症したり、院内感染をしてしまうリスクが高くなります。
特に、空気感染するヘルペスやカリシなどの猫風邪ウィルスは注意です。

2)病気やけがが治っていない場合

これも手術や麻酔の影響で免疫力が低下しやすくなります。
その結果、術前に治りきっていない病気やけがが悪化したり、さらに治りにくくなったりする可能性があります。

3)さかりの期間中に手術をする場合(メスのみ)

出血のリスクが高まります。
卵巣や子宮が腫れていて、血管も普段より太くなっているためです。
術後に体調不良になるリスクがあります。
さかり期間中の女性ホルモンが、手術により一気に無くなるためにこのようなことが起こることがあるとされています。

詳しいお問い合わせ、避妊手術、去勢手術、不妊手術のご相談は

アポロどうぶつ病院
〒353-0005 埼玉県志木市幸町3-4-10
電話 048-471-1287

 

※申し訳ありませんが、猫ちゃんの安心・安全を守るために、初めての方の診察なし・電話のみでの手術のご予約は原則お断りしています。

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