【獣医師が解説】犬猫の誤飲・誤食の治療法・予防法|埼玉県志木市のアポロどうぶつ病院

志木市・新座市・朝霞市・ふじみ野市・清瀬市の皆様、こんにちは。

埼玉県志木市にあるアポロどうぶつ病院です。

今回は、誤飲・誤食について、原因や進行、症状、治療方法、そして予防策についてわかりやすくご説明いたします。

もし誤飲・誤食でお困りの場合は、どうぞ当院にお気軽にご相談ください。

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■犬猫の誤飲・誤食とは

誤飲・誤食とは、飼っている動物が、消化できないものを誤って、あるいは好奇心から飲み込んでしまう状態を指します。

放置すると、飲み込んだものが胃や腸に詰まってしまうことがあり、消化器系に負担をかけることで散発的に症状が現れることがあります。

詰まったままにしておくと、命に関わる緊急事態に陥る可能性もあるため、早めの対応が大切です。

■犬猫の誤飲・誤食の症状

誤飲・誤食による症状は、飲み込んだものの位置や時間によって異なりますが、

嘔吐や食欲不振、便秘や下痢、腹痛がよく見られます。

特に嘔吐が続いたり、激しい腹痛がある場合は、すぐに動物病院での診察が必要です。

また、消化管が完全に閉塞している場合は、緊急手術が必要になることもあります。

■犬猫の誤飲・誤食の原因

ペットが誤って飲み込んでしまうものは、日常の生活の中に多く潜んでいます。

例えば、鶏や豚、牛の骨、トウモロコシの芯、果物の種や芯、ガムなど、

動物にとって魅力的な匂いがするものは、消化できると思い込んでしまうことがあります。

特に好奇心旺盛な動物は、さまざまなものを口に入れてしまう傾向があり、遊びの一環でおもちゃや靴下、

プラスチック片、石などを誤って飲み込んでしまうことがあります。

また、若い動物やストレスを抱えた動物は、欲求不満を解消するために物を噛んだり飲み込んだりすることがあります。

誤って飲み込んだ際に、慌てて口から取り出そうとすると、逆に動物が飲み込んでしまうこともありますので、注意が必要です。

■犬猫の誤飲・誤食の治療法

治療は、飲み込んだ物の大きさや形、硬さ、位置などによって異なります。

軽度の場合は、自然に排出されることを期待して経過を観察することもあります。

大腸に詰まっている場合は、浣腸をして排泄を促すこともあります。

また、吐き気を誘発する薬を用いて、飲み込んだものを吐かせることもあります。

内視鏡が使える場合には、全身麻酔のもとで内視鏡を使用して異物を取り出すことも可能です。

重度の場合や、消化管が詰まっていたり損傷している場合には、外科手術が必要になることがあります。

手術後はペットの状態を慎重に観察し、適切なアフターケアを行います。

■犬猫の誤飲・誤食の予防法

誤飲・誤食を防ぐためには、ペットの周囲の環境を整えることが大切です。

小さな物や危険な物を手の届かない場所に置き、適切なサイズのおもちゃを与えて監視することが重要です。

また、ペットがストレスを感じている場合は、それを解消するための対策を講じることも必要です。

日常的に信頼関係を築き、トレーニングを行うことで、誤飲を防ぐことができます。

定期的に動物病院で健康チェックを行い、異物を早期に発見することも大切です。

■まとめ

誤飲・誤食はペットの健康に深刻な影響を与える可能性があります。

もし、ペットが何かを誤って飲み込んでしまった疑いがある場合や異常な症状が見られる場合は、早めに動物病院に相談してください。

アポロどうぶつ病院では、誤飲・誤食に関する診断や治療を行っておりますので、ご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

私たちはペットの健康を全力でサポートいたします。

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